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納得しない!

今回は「納得しない」ことの大切さについて。

 

皆さんはどんなときに「わかった!」と思いますか。

多くの人は、新しいことをすぐに「わかった!」と言える要領の良い人を羨ましく思ったことがあるかもしれません。それも一つの能力には違いありませんが、学問にとってもっと大事なのは、疑問を持つ心です。

 

相手の言うことをよく聞いて、考えて、それでもわからないな、不思議だなと思えばこそ、さらに深く考えられるのです。そういう意味で、なかなか納得しないというのは物事を深く追究するための必要条件だと言えます。

 

ここで伝えたいのは、たとえばこういうことです。

あなたが何かの本で「扇風機が風を送る原理」についての説明を読んだとします。

そこに、「扇風機は羽を回すことによって風を送ります」と書いてあったとしましょう。

あなたはこれで納得しますか。

この文の論理は間違っているとは言えないかもしれませんが、しかし、飛躍があります。

回る羽がすべて扇風機のように風を送るわけではないからです。

このことを真剣に理解しようとする人は、きっと上のような説明には違和感を持つでしょう。そして、どのような羽がどのように回れば風が送られるかを知りたいと思うのではないでしょうか。

これは一例ですが、どんな科目の勉強にも同じことが言えると思います。

 

相手の言うことをよく聞き(読み)、相手の言いたい内容を把握する。しかし、簡単には納得はしない。新しいことを学ぶ生徒に大切にしてほしい姿勢です。