Operationalism!!

ブログのネタがないと悩んでいる今日この頃。

なんとなく読書をしていたとき、大学生のときに操作主義(operationalism)という考え方に感銘を受けたのを思い出しました。今でもこれに影響されています。

これはもともと物理学あたりから出た考え方のようですが、現在では多くの学問に取り入れられています。

操作主義とは、「ある言葉の意味を定義するときに、それがどのように測定できるかを言わなければならない」というものです。つまりある概念を考えるときには、それを観測する(認識する)手順を示さなければいけないということです。

たとえば、「質量」というのは1gのおもり(単位質量を定める基準となるおもり)と天秤を使って(適当に操作して)定義できます。つまり、天秤の一方に自分の測りたい物を置き、もう一方に1gのおもりをのせていきます。そうして、つり合ったところでおもりの数を数えれば、それが測りたい物の「質量」である、ということになります。

どんな言葉でもこのように定義できるとは限りませんが、たとえば、「努力」というような漠然とした概念にたいしてこの考え方を適用してみると面白いと思います。客観的な測定・評価を意識することは私たちが漠然と持っている考えをはっきりさせるのです。

「努力」の量はどのように測れば良いですか?

勉強時間ですか?こなした問題集のページ数ですか?それとも、テストの点数の伸びですか?

いろいろな考え方があると思いますが、これを読んでいる方はぜひ自分なりに考えてみてください。