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センター試験2016英語解説 第2問A前半

溝口侑

遅ればせながら第2問A前半。

問題文の訳はわかりやすいように多少意訳したものもあります。 

問1 ①

「私がホームに着いたとき、電車はすでに来ていたので、寒い中で待つ必要はなかった。」

時間の流れで考えれば、過去完了の①を選べるはずです。

ついでの確認の選択肢の現在完了形とwhen節は相性が悪い。なぜでしょうか?when節によって明確に過去のある時を示されてしまうからです。現在完了という時制は、「過去のある時から現在に至るまでの経験や状態の継続、またはある動作の結果の影響が持続していることを表す」時制と理解しておけばおおむね問題はありません。それに対して、when節というのは過去のある点(ある程度広がりがある場合もありますが)を示すため、同時に使うことはできません。

では過去完了はというと、「過去のある時から過去のある時までの経験や状態の継続、またはある動作の結果の影響が持続していることを表す」時制です。whenによって過去のある時を示してあげなければどこまで時間の幅があるのかよくわかりません。イメージとしては下図のようなイメージだと思ってくれたらいいでしょう。時制は時間軸で覚えましょう。

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問2 ①

「東京は面積が比較的小さいにもかかわらず、人口が多い。」

ポイントは節と節はカンマでつなぐことが基本的に出来ず、接続詞を用いてつなぐものだということです。問題を解くときにこの意識を持つことは大切です。もちろん英文の中で、カンマで節が接続されていることはあります。あくまで問題を解くときはということですが、文の構造上、接続詞がない限り、1つの文中にSとVは1つずつです。つまり、この2つのSVをつなぐためには接続詞である①Althoughが必要です。②Butも接続詞ですが、等位接続詞ですので、この形の接続はできません。

 従属接続詞というのは、接続詞SV,SVという形を取れる接続詞と覚えておけばいいでしょう(ちゃんと勉強したい人は文法書を読んでね)。

 

問3 ②

「二ヶ国語話者/バイリンガルの両親に育てられた子どもたちは、自然と二ヶ国語を学ぶことになるだろう。」

空所で目を止めず、文全体の構造把握が求められる問題。文の動詞はlearnなので、空所には、Childrenを修飾する語句をいれます。bring upは「育てる」という意味の他動詞。Childrenは育てられる対象なので、過去分詞にして修飾します。

 

問4 ④

「私の妹は真面目な高校生ではなかったし、私もそうだった。」

副詞neitherの使い方を問う問題。【否定文, and neither+(助)動詞+主語】の形で用いて、「~ではない。主語もまた…ない。」と用いる。neitherの代わりにnorを用いることもできる。eitherにこの用法はない。

 

ついでに確認。【肯定文+and so+(助)動詞+主語】の形で用いて、「~だ。主語もまた…だ。」も同時に覚えよう。そしてこれと形が似ている【so+主語+(助)動詞】も重要表現。「主語は確かにそうだ」と述べられたことに対して同意を示すときに用いられます。ほとんど同じで、どっちがどっちだけ?となる受験生が多いと思いますが、覚え方はこれ!言いたいことが最後に来る。

<例> so V S

A“I am a high-school student.”

B“So am I.”

ここで言いたいのはAさんが高校生だということに対して、Bさんは「私もです」と主語を強調していいます。それに対して、

<例>

A“I think he is an honest politician.”

B“So he is.”

ここで言いたいのはAさんの意見に対して、Bさんも「彼は確かにそうだね」とそうであるという動詞の部分を強調しています。

 

問5 ②

「映画が始まる前に、携帯電話の電源をお切りください。」

これは動詞の用法を問う問題。make sureはmake sure to doやmake sure that節の形で用いて「必ず~する」と用います。

 

残りの選択肢を見ると、①keepはthat節を取ることが出来ません。③never failはnever fail to doの形で、「必ず~する」という意味で用いるため不適。④remindはremind 人 that節の形で、「人に~ということを思い出させる」という意味で用いるため不適。

 

※問4の例文は旺文社『ロイヤル英文法』p.205-206から引用しました。