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秋の読書月間② タイトルくらい決めますか?

溝口侑

HP管理人の溝口です。

HPの大阪玉造校の情報を更新しました。最近大忙しです。

大学院生のわたくしは明日から後期ということで、久しぶりに自分の授業も始まり、いっそう多忙な日々が始まりです。最近生徒がやる気を出して、定期テスト対策のテストを作ってほしいと言い出したので踏んばりどころですね。まぁここ数か月の間に、関をだいぶ鍛えたと思っているので、おそらく大丈夫かとは思いますが。

 

さて、読者数獲得のためと銘を打って書き始めた小説ですが、カウンターは過去最高を記録しました。いったいどこでこのブログを目にしたのか。なぞは深まるばかりですね。

では昨日の続き。

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【第2回】

目が覚めると、窓の外は大雪だった。

そろそろ春かなと思っていたところまた冬に逆戻りだ。それにしたって出かける用事がある日に降らなくたっていいだろう。

休日は憂うつな始まりだった。こういう日はだいたい最後まで上手くいかないものだ。和聖はすでに出掛けたくなくなっていた。だいたいなんでわざわざ休日に知らない女性に会いに行かなくてはいけないというのだ。

そんなことを考えているうちに待ち合わせの時間が迫っていた。普段なら隣町まで自転車で行くところだが、そうもいかないだろう。雪の中、重たい足取りでバス停に向かい、隣町行きのバスに乗り込んだ。

 

 

珍しく早く起きたせいだろうか。いつの間に寝てしまっていたらしい。しまった・・・。今どこだ。和聖はあたりを見回したが、外は一面真っ白で何もわからなかった。ふと前方に目をやると、次は仲ノ橋と表示されている。おかしい・・・。ずいぶん寝てしまったように感じたが、まだ出発していくつかしかバス停が進んでいない。そうか、そんなに寝てなかったのか。安心して携帯を開くとバスに乗ってから1時間は経っていた。

「すみません。」前に座るおばあさんに声をかける。「バス、どうかしたんですか。」

「え、ええ。どうやら事故があったみたいでね。もうずっと止まってるのよ。この雪でしょう。降りるに降りられなくてね。今日は孫に会いに行くところだったのに困ったわ。お兄さんも急ぎの用でもあるの。」

「そうですか、いえ大丈夫です。ありがとうございます。」ほら言わんこっちゃない。思った通りだ。いやしかし困ったぞ。とりあえずあの谷村という女性に連絡しなくては。

『・・・おかけになった番号は、現在電源が入っていないか、電波のとど・・・。』あれ、おかしいな。雪のせいだろうか。さすがに待ち合わせしているというのに電源切っているなんてことあるだろうか。

それにしてもついてない。雪の中でバスに閉じ込められるし、待ち合わせの相手には連絡がつかないと来ると、なんだって俺はいまこんなところにいるんだろうか。

 

結局目的のバス停に着いた時にはすでに約束の時間を2時間も過ぎていた。どうせいないだろうと思いつつも、待ち合わせのカフェに行ってみた。相手の外見もまったく知らないので、店員に谷村という女性が待っていないかどうか尋ねてみた。

「いえ、そのようなお客様はいらっしゃっらないですね。」

「え?誰かを待っている女性ですよ。たしかにここで会う約束をしたんですけど。」

「申し訳ありません、こんな天気ですし、朝からお客様も少なく、そういった方がいらっしゃれば覚えていると思うんですが・・・。」

なんなんだこれは。電話には出ないし、待ち合わせ場所にも来ていないだと。そうか雪でめんどくさくなったのかもな。腹は立ったが、電話も通じないので結局どうすることもできず家に帰るしかなかった。

【つづく】

登場人物紹介

・赤木和聖 一応20代後半のイメージ、会社員

・桜木和真 和聖の父親。和聖がまだ小学生だったころに家から出て行った。

・谷村   桜木のなんなんだろう。和聖に連絡をしてきた女性。30後半~40半ば

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では、明日は徳山先生ですね。

よろしくお願いします。