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秋の読書月間⑥ こういう展開はいかが?

夜分遅く失礼します、徳野です。

ついにバトンが回ってきました。今までは一読者だったので、先の展開をいろいろ想像しすぎてて、まとめるのに少し時間がかかりました。

では、始めさせていただきます。

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【第6回】

 

そうだ、谷村さんだ。間違いない。しかしこの姿、、、。

和聖は確信すると同時に驚きを隠せない。
そんな和聖を見て、谷村さんも声をかけづらいようだ。


和聖がまだ小学生の頃、週末はきまって父親に近所の喫茶店につれていかれた。

世界の各地域から集められた統一感のない置物が所狭しと並べらえており、小さな店をより小さなものにしていた。まだ子供で、コーヒーの味なんてわからなかったが、父親が置物を手にしては、その国の風景や食べ物なんかについて話してくれるのを喜んで聞いていた。
まだ父親と共に暮らしていた頃の記憶である。

思えば、今の仕事に就いたのもこの頃の影響なのかもしれない。知らないうちに俺たちを捨てた奴の影響を受けていたなんて気分が悪い。


その記憶の中に谷村さんがいた。
喫茶店のウエイトレスで、時折父親と話し込んでいたのを覚えている。
確信に至ったのは、目の前の谷村さんがあまりにもあの時のままだったから。

そう、歳を取っていないのだ。
谷村さんから目を離せない和聖は、あることに気が付いた。


「その足っ、、、!」


谷村さんはとっさに踏まれた足を隠したが、それは隠せるようなものではなかった。
和聖に踏まれた部分の皮膚は剥がれ、本来骨があるはずの部分には、金属が無骨な光沢を放っている。
あれは義足なんてものではない、和聖はあり得ないことを考えていた。


「人間じゃない、、、あんた、ロボットなのか?」


谷村さんはしばらく口を開かなかったが、表情の読み取りにくい顔で言う。


「おっしゃる通りです。私はあなたのお父様、桜木和真さまによって作られたロボット。お久しぶりです、赤木和聖さん。お父様より伝言をあずかっております。」

 

和聖には何が何だかわからない。ロボット?あいつが作った?いまさら俺に伝言だと?

 

「ふざけるな!そんな突拍子もないことを言われても信じられるわけがないだろう!それに、俺たちを捨てた奴なんかの伝言なんて聞く気もない!」

「和聖さんの気持ちも分かります。しかし、今申し上げたことはすべて事実です。その証拠に私が存在します。また、お父様はあなた方を疎んじて去ったのではありません。20年以上経った今でもあなた方を愛しておいでです。仕方がなかったのです。あなたを守るためにはそうするほかありませんでした。」

 

【つづく】 

 

自分で書いておきながら衝撃の事実が少し発覚しました。

桜木和真はいったい何者なのか。そして、和聖への伝言とは。

 

気になるところで終わってみました。自分の中ではつづきを考えてはいるのですが、次回担当の先生がどんな展開にしてくれるのか見てみたくて。笑

本日はここまで。

 

おやすみなさーい。