Anyway 振り向かず
こんばんは、徳野です。
2018年3月31日23時28分現在、僕はJR千葉駅近くのホテルでキーボードを叩いています。テレビからはサザンオールスターズが流れてきます。
僕はこの春で大学を卒業し就職するため、京都そして建文塾から離れました。建文塾での経験を糧に社会の門を開くのです。安心してください、窓は閉じていますよ。
今日はここで一度、みなさんにお別れの挨拶をさせてもらおうと思います。
関先生や溝口先生をはじめとする講師の方々には、少し前にご挨拶をさせていただくことができました、というより門出を祝っていただきました。大変ありがたく、身が引き締まりました。
生徒のみなさんにもなにかご挨拶をと考えましたが、なんだか寂しくなってきたのでやめます。3月というのは別れの日々ですね。あんまり好きちゃうわ。僕の周りにも、僕を含め新天地へと去っていく人が少なからずいて、最近はいつも心のどこかに寂しさがありました。
そこで、生徒のみなさんには、この季節に相応しいであろうメッセージを別れのご挨拶に替えさせてもらうことにします。
ということでみなさん、夢とか本当にやりたいことはもう見つかっていますか、、、?
僕はまだ、自信を持ってこれをやりたいといえるものを見つけることができていません。だから、夢を語る人はすごいと思うし、本当にやりたいことをして生きている人のことが羨ましいです。
受験や就職活動など、本当にやりたいことを真剣に考えるタイミングはこれまでにも何度かあり、それぞれで決断してきました。しかし、これらの決断は消極的だったと自覚しています。いくつかの選択肢の中から比較的やりたいことを選んできただけで、それが本当かについて自信がないからです。みなさんも僕と同じでしょう?
しかし、一部の人は違うようです。
「ある日突然、〇〇に出会ったとき身体に電流が走ったんですよ。」
マイナースポーツの選手とかがたまに言ってますよね。でもそんなことある?僕はずっとこれに違和感を抱いていました。
それと同時に不安でもありました。僕の身体には一生電流が走らないのではないかと。
こういう気持ちは先輩にぶつけると思ったよりいい返事をくれます。やはり先輩は先輩。どんな先輩でも先輩は尊敬した方がいいと思います。これ大事。
僕は胸に抱いた違和感と不安を込めて言いました。
「就職しますけど、本当にやりたいことまだ見つかってないです。」
先輩は軽く答えました。
「そんなのすぐに見つかるわけないじゃん。いろんな経験が積めば積むほど本当に近づく。俺は35歳くらいだった。」
やっぱそうやんな。
どこかで運命的なものを期待していたけど、急に見つかる訳がないとも思っていました。これで違和感の謎が解けました。
僕も社会に出て、仕事なり何なりを頑張って経験を積めば、いつか本当にやりたいことを見つけられるはず。すこし不安が薄れました。
僕は先輩の答えにすっかり納得し、とりあえずこのまま頑張っていってみようという気持ちになれました。そして、いつか本当にしたいことだけをしていられるように、いまはしたくないことにも少しくらい我慢して真剣に取り組んでいこうと思えました。
どうでしょう、特に中高生のみなさん。
誰に何を言われようが、あせったり気にしたりする必要はないと思いませんか?少なくとも今の僕よりもあと10年近く経験を積む時間があります。
以上が、今回の門出の際に僕がなんとなく考えていたことでした。
今日はこの辺で終わりにします。
次にこのブログに顔を出すのは、本当にやりたいことが見つかったときとでもしておきましょうか。
それではまた。