秋の読書月間⑤ ほっぺにムヒを塗って眠気覚まし

こんばんは、関です。さっそく小説の続きといきましょう。

 

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外へ出た。頭はごちゃごちゃとしているが、身体は軽い。一人になって少しはや足で歩いているうちに、考えがある方向へ移っていく。

「母さんが何かを知っているとなると、あそこへ行ってみるべきか。」

何の根拠もないような考えが、確信に近い力を持つことがある。

「すぐに行ってみよう。」

和聖は自分の通学していた小学校へ向かった。

 

小学校へは近道がある。高学年になってからは一度先生に叱られて寄り付かなくなったが、それまでは学校の帰りに友達と二人で通ることがあった。

近道とは言うものの、実は少しも近くはない。当時すでに珍しかった下町の路地を通ると、すこし緊張して自然と小走りになったものだ。何度も通ったと思うが、不思議なことにここで人に出会った記憶はない。

 

和聖は先を急ぐ。小学校は校舎を建て替えたらしいが、あの門のところは今どうなっているだろうか・・・。

 

「うわ!」

和聖は突然何かにつまづいた。転びそうになると、後ろから二本目の足が勝手に出てくる。まだ体勢は戻らない。三本目の足、四本目の足が出てくる。忍者が前のめりで走るのは同じ原理に依るのだろう。

和聖の五本目の足は赤いハイヒールの足を、おもいっきり踏んだ。

「あ、ごめんなさい!」

そういってあわてて顔を上げると、そこには見たことのある女性が立っていた。和聖は驚いた。「あ!谷村さんだ!」

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谷村さんの足をおもいっきり踏みました。頭をはたかれますね。この先が楽しみです。

 

どうでも良い話かもしれませんが、関はお肌が弱いのです。ちょっと調子が悪いと赤くなって痒くなるんですね。今日はほっぺらへんが赤くなって、かわいいです。

最近、かゆいところにムヒを塗るという技を思いつきました。あんまり蚊に刺されない体質なのか、毎年ムヒが余るので、それを使い切りたいという思いもあったりします。

今日はもちろんほっぺに塗ったわけですが、けっこう目に染みることがわかりました。痒いのも治まるし、眠気覚ましにもなるというので、病みつきになりそうです。